オフィスでの長時間に及ぶ作業や会議の後には、つい甘いものに手を出しがちです。
しかし、場合によってはこの行動が逆に身体を疲れさせることもあるのだといいます。

総合情報サイトであるLivedoorNewsにて管理栄養士の方が監修した記事にその専門的根拠が掲載されています。この記事でも、概要を紹介します。
- 疲れた時の甘い食べ物はNG
- 空腹時に甘いものをたくさん食べすぎると血糖値が急上昇する
- 上昇した血糖値を元に戻そうとインスリンが働く
- その際、血糖値が下がりすぎてしまうケースがある
疲れた時に甘いものが食べたくなるのはなぜ?
人間の脳は身体の疲れを感じると、栄養補給をするために空腹のシグナルを出します。特に甘いものが欲しいと感じるようになるのです。
その理由は、糖分は体内で素早くエネルギーに変換される物質であるからです。


疲れを感じた時に甘いものを食べることが逆効果である理由
疲れを感じた時の甘い食べ物が逆効果になるケースは、空腹時に糖分を過剰摂取してしまうことによる血糖値の急上昇が理由です。
通常、人間は血糖値のコントロールを行う際に、インスリンという名前のホルモンを分泌させます。
インスリンは、高い値である血糖値を下げる役割を担っているのですが・・・
インスリンが過剰分泌されると、急激に上昇した血糖値はどんどん減少していき、最後には元々の血糖値量を下回るのです。
この現象が起こるゆえ、疲れた時の糖分摂取が効果的であるとは一概には言えません。
- 空腹時にたくさん甘いものを食べる
- 血糖値量が急上昇する(一時的な疲労改善)
- 上昇した血糖値を下げるべく、インスリンが分泌される
- 血糖値の急上昇に反応した過剰なインスリンが、元の値を下回るまで血糖値を減少させてしまう。

(糖質制限のやり方)
食事時には、カロリー量だけではなく血糖値も意識するべき
そこで、作業時にお腹が空いたり集中力が切れてしまうことを避けるためにも、普段の食事から血糖値に気を使いましょう。
血糖値は(1)必要な分だけ、(2)緩やかに上昇させることが最適です。
そのためにはGI値の低い食品を選んで食事を摂ります。

(GI値とは?)
疲れた体に甘い食べ物がNGな理由まとめ
疲労がたまり、空腹になった時に甘い食べ物を摂取すると、
- 血糖値が急上昇してしまい、
- インスリンが分泌され、
- 元の値を下回る血糖値になってしまうため、
- 逆に疲れます。
また、血糖値とインスリンの関係は糖質制限ダイエットと密接に関わる概念です。
この機会に糖質制限についてもチェックしてみてくださいね!